平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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赤石路代『市長 遠山京香』第6巻(小学館 ジュディコミックス)

市長遠山京香 (6) (Judy Comics)

市長遠山京香 (6) (Judy Comics)

一児の母で人気推理小説家。そして華浜市の市長である遠山京香が、市民の危機に立ち向かうシリーズ第6巻。今回は出生率低下、大雪による交通麻痺、甲子園球児と連続暴行事件、大地震とその対応など、病める日本が抱える問題に敢然と立ち向かっている。

ここまで外を飛び回っていると、いつ内業をやっているのかという疑問は起きるものの、そんなのは野暮な突っ込み。これだけ市民のために飛び回ってくれる市長がいたらいいなと、本当に思ってしまう。実際には、市民のためにと思ってくれている市長も多いのだろうが、それが見えてこないのは残念。やっぱりマスコミって、スキャンダルと事件しか追わないからね。それともマスコミに載らないということは、このような立派な市長は全国にいないということだろうか。

巻末には、「Judy」2006年4月号に掲載された中田宏横浜市長赤石路代との対談が再録されている。やっぱり市長って、激務なんだね。3ヶ月近く、休日がないんだから。それでも家族を大事にし、コミニュケーションを撮ろうとする姿は立派。

帯の言葉は安藤優子。出版社側の戦略もあるだろうが、少しずつこの作品も注目されているのかもしれない。

原画高橋脩/原作GAINAX『碇シンジ育成計画』第2巻(原作GAINAX)(角川書店 カドカワコミックス・エース)

あ、しまった、買ってしまった(笑)。学園版エヴァンゲリオン第2巻。まじめな顔をしてお馬鹿なシーンが続くのには笑った。特に研究所が停電し、予備電源がつかない状況で取った所長の対応など、アホらしくてもう最高。何考えているんだ、この人たちは。渚カヲルまで登場し、どう収拾をつけるんだろう。
馬鹿馬鹿しい疑問だが、電気がないのに、例の部屋はどうやって開いたんだ? 姿が見えないけれど、誰かが開いたのか?