平田信被告の公判において、井上嘉浩、中川智正、林（小池に改姓）泰男各死刑囚の証人尋問を、公開の法廷で実施するのを決めたとあった。朝日の記事で、「法務省に残る記録では、拘置所以外での死刑囚の証人尋問は2例目。裁判員裁判では初めて」とあったので、最初の人は誰だったんだろうと興味を覚えた。大道寺将司死刑囚の尋問を東京拘置所で行ったことは覚えていたので、すぐに頭に浮かんだのは池田容之死刑囚だったのだが、あれは札幌地裁の裁判員裁判だったので、記事の文章と合わない（どうやって移動したのか気になるところだが）。それに毎日の記事だと、「本人による控訴取り下げの効力が争われており、死刑確定前だった」とあったので該当しないことが確定。次に頭に浮かんだのは小田義勝死刑囚だったのだが、調べてみると福岡拘置所で非公開で行われていた。大道寺将司死刑囚への出張尋問時、「法務省矯正局などによると、死刑囚の証人尋問は初めて」と書かれていたので、記事さえ間違えていなければ大道寺死刑囚以降。もしかしてと思ったのはと小日向将人死刑囚だったのだが、調べてみると証人尋問があったのはいずれも確定前だった。諦めようかと思った時に浮かんだのが、後藤良次死刑囚。調べてみると、上申書事件のM被告（後に無期懲役が確定）の時、証人尋問に立っていた。これで疑問解決。その後、2chを見たらさらっと答えが書いてあった。がっくり。
