平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

犯罪の世界を漂う

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「求刑無期懲役、判決有期懲役 2024年度」に1件追加。「各地裁別最新死刑・無期懲役判決」を更新。

 ちょっと意外な判決でした。こういうとき、被害者の反撃行為を被告人は予想していたものと判断されることが多いというのが、私のイメージです。もちろん、過去の裁判例を調べ直したわけではありませんので、勝手なイメージですが。

 なんとなくですが、過去の例を探してみました。裁判員裁判で一審無期懲役判決が、二審で有期懲役に減軽された被告人は(見落としがなければ)以下です。

  • K・H:無期懲役→懲役15年。別事件で懲役23年が確定している。合計約1,211万円を被害弁償していることから「被害弁償をしていない実行役と同じ無期懲役にするのは躊躇せざるを得ない」
  • N・T:無期懲役→懲役30年。「一審判決は死亡の原因となった火災の責任を重く判断し過ぎており、酌量減軽すべきだ」
  • A・R:無期懲役→懲役25年。求刑懲役25年。「常習傷害と殺人は別個の罪であり、評価も個別に行われるべきだ」「殺人に計画性までは認められず、殺害方法が殊更に残虐性の高いものとはいえない」
  • S・K:無期懲役→懲役28年。「共犯者の暴行が被害者の死因となった可能性が否定できない。遺族に3000万円の賠償金を支払った」
  • I・Y:無期懲役→懲役25年。心神耗弱の状態や被害者の父親が厳罰を望んでいない点などを考慮。
  • A・T:無期懲役→懲役20年。「精神障害が与えた影響は相当大きい」と判断し、心神耗弱状態であったと認定。