富士山は大噴火、日本政府は機能不全。京都幕府を開いた怪女・小早川奈津子は新たな野望を抱き猛進する! 未曾有の大混乱の中、異形の者たちは人間を無慈悲に襲い続けた。人類の未来を背負った竜堂四兄弟は、牛種との決戦の地・月の内部へ。ついに正体を現す最兇の主君。その口から語られた「五〇億人抹殺計画」究極の狙いとは? 恐るべき強敵を迎え、始・続・終・余、四人の竜王の死力を尽くした戦いが始まる! 『創竜伝』完結篇!!(粗筋紹介より引用)
2020年12月、書下ろし刊行。
前巻から1年2か月後に出た最終巻。まさかこんな早くに出るとは思わなかった。色んなところで突っ込まれているけれど、出版は33年かかったけれど、作中期間はわずか8か月。いやあ、時の流れって早い。それ以上に、作中の科学の進歩がとても早い(笑)。
まあ広げるだけ広げすぎた風呂敷をどう畳むんだろうと思ったけれど、色んな事を放りっぱなしにしている気がしつつも、一応は終わったとは思った。風呂敷に穴が開きまくっているような気がするけれど、どこに穴があるのだか、もう覚えていない。なんか、「完」の文字をみるため“だけ”に読んでいた気がする。
それ以上の感想はないな(苦笑)。まあ、完結まで読めてよかった。