平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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オウム関連7死刑囚が移送

森友学園争点ずらしで松本智津夫死刑囚の執行があるかも、なんて思っていたのだが、まさかこんなに早く移送されるとは思っていなかった。井上死刑囚以外どこへ移送されたかはわからないが、誰が移送されたかはわかっている。不謹慎かもしれないが、ここで13人がどういう順番で執行されるのかを考えてみる。
少なくとも13人が同日に執行されるとは、現在の状況からは考えられない。現時点で東京拘置所に6人が残っている。いくら何でも同じ日に6人執行するのは不可能だ。となると、ある程度分散して執行することになるだろう。
まず、事件別に執行するケースを考えてみる。ここでは「坂本弁護士一家殺人事件」「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」に分けてみる(他の事件で被害に遭われた方には申し訳ない)。
坂本弁護士一家殺人事件では、6人中東京が2人、他拘置所が4人である。坂本弁護士一家殺人事件に関与せず、松本サリン事件に関与しているのは2人。どちらも東京である。上記を除いた地下鉄サリン事件の関与者は5人。東京が2人、他拘置所が3人である。こうやって見てみると、事件の古い順に執行するのが、一番負担が少ないのではないだろうか。
ここで大変申し訳ないのだが、事件の規模や被害者の人数から考えると、地下鉄サリン事件の関与者から執行するという考え方があるかもしれない。ただその場合、東京拘置所で5人を執行することとなる。さすがに一日でこの執行は不可能だ。
他にも、関与した数の多い人物をまず執行するという可能性もある。その場合は松本智津夫死刑囚、新実智光死刑囚、中川智正死刑囚となる。この考え方もあるかもしれない。この場合、法相の説明が大変だろうなあ。
ただここで考慮しなければならないのは、再審請求中が松本死刑囚を入れて8人いることだ(今日請求した井上嘉浩死刑囚も入れたら9人)。宮前、早川、小池、遠藤死刑囚はほぼ確実だろうが、残り3人が不明。時期的なことを考えると、何人かはまだ第1次(2次があるという前提で……)の請求中だろう。過去2回で再審請求中の死刑囚の執行があったが、さすがに複数回の請求後であった。いくら何でも初めての再審請求中に執行のはんこを押す度胸が法相にあるだろうか。
などといろいろ考えると、最初の執行はすでに3回再審請求が棄却されている松本智津夫死刑囚だけではないだろうか。
その前に、死刑廃止派が執行停止を求める人身保護請求を申し立てそうだが。これで今週に執行があったらさすがにびっくりする。