C.M.B.森羅博物館の事件目録(30) (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 加藤元浩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: コミック
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大学で初めてできた友人が、入学1か月で大学へ来なくなるようになり、とうとう休学届を出した。携帯電話も通じない。もしかしたらやばいことに巻き込まれたんじゃないか。バイト先で出逢った女性客が原因ではないのか。心配する男性に、森羅が出した答えは。「宗谷君の失踪」。
バルセロナでオーウェン・ジョーンズの絵を買いに結婚パーティーへ来たマウ。ところが新郎で交渉相手のベルナルドが刺され意識不明に、発見したマウが血だらけのナイフを握ったところを他の人が見て、マウはスペイン拘置所に入れられた。マウに呼ばれた森羅と立樹は、結婚相手であるイネスを尋ねる。イネスは、かつて付き合っていた男性が犯人だと思っていたが、彼には10km離れた先の誕生会で道化師の仕事をしていたアリバイがあった。「JOKER」。
ワイン工場で成功して資産1億ドル以上を持つピーター氏は妻に拳銃で殺害されたが、裁判では正当防衛が認められ無罪になった。しかし資産の7割が見つからない。謝礼目当てのマウに呼び寄せられた森羅と立樹は、遺産と射殺事件の謎を解く。「ピーター氏の遺産」。
シリーズ30冊目。アリバイトリック等が出てくる「JOKER」もいいが、「宗谷君の失踪」のように謎らしい謎もなく、さりげなく教訓が出てくる話も悪くない。ただ、一番面白かったのは「ドリームキャッチャー」かも。