平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

中国で麻薬で逮捕されたケース

なるべくチェックしようと心掛けているけれど、まず実名が出ない。日本だと容赦なく名前が出るのに、中国で逮捕されたケースでは名前が出ないのが不思議。下手すりゃ年齢すら出てこない。さらに裁判結果もなかなか出てこない。中国側が隠しているのか、中国の日本大使館が怠慢なのか、ニュースバリューがないと日本のマスコミが無視しているのか。せっかくなので、前回執行があった2010年以降で私が把握しているケースを書き出してみる。どれも裁判結果は不明。実はちょうど11人なので、刑が確定していない人数と一致しているのだが……。他にも心当たりのある方はご教授いただけると幸いである。一応書いておくが、覚せい剤50g以上の密売、密輸は死刑となる可能性がある。もっとも、2011年以降は逮捕記事は全然見つからないが。そういえば2012年3月24日にイラン・ホメイニ国際空港で日本人の男4人が違法薬物所持の疑いで拘束されたけれど、あれはどうなったんだろう。ええと、2008年12月にアモイ空港で覚せい剤を所持して出国しようとして逮捕された50歳代の日本人には無期懲役判決が言い渡されていることを確認しています。

  • 2010年5月12日、青島空港で覚醒剤約2.5kgを隠し持っていたとして、麻薬密輸容疑で日本人の男が拘束された。
  • 2010年6月19日、遼寧省瀋陽のホテルで暴力団関係者とみられる40〜60歳代の日本人の男4人が、麻薬絡みの犯罪に関与した疑いで、遼寧省の公安当局に拘束された。
  • 2010年7月17日、広東省珠海で、薬物がらみの容疑で日本人の男3人(62歳、58歳、42歳)が中国人の男1人とともに警察当局に拘束された。現場から約3kgの覚せい剤、74万元(約950万円)や日本円約119万円が押収されている。
  • 2010年8月下旬、上海の浦東空港で、日本国籍の男性が麻薬の密輸に関与した疑いで上海の公安当局に拘束された。
  • 2011年1月7日、香港国際空港覚せい剤を所持していたとして、60歳代の日本人の男が香港警察に逮捕され、覚せい剤約1.5kgが押収された。
  • 2013年10月31日、広東省広州の白雲国際空港で、愛知県稲沢市の桜木琢磨市議が覚醒剤所持の疑いで中国の公安当局に身柄を拘束され、12月6日に逮捕された。手荷物検査で覚せい剤約3kgが押収されている。2014年3月時点で、広東省広州市の検察当局が警察当局に事件を差し戻し、補充捜査を求めたことがわかっている。