加藤元浩『Ｑ．Ｅ．Ｄ．―証明終了―』第44巻（講談社 マガジンコミックス）

Q.E.D.証明終了(44) (講談社コミックス月刊マガジン)

探偵同好会の3人が偶然目撃した殺人シーン。匿名で通報し、警察が遺体を隠したとみられる工場を捜査するも遺体は見つからない。そして遺体は2日後、山中で発見された。犯人は工場の持ち主と思われるが、彼には遺体を隠す時間がなかった。「チューバと墓」。
家庭裁判所に離婚調停中の二組の夫婦と燈馬たちは、匿名の人物から山中の別荘へ招待される。招待状にいっしょに同封されていたのは、謎の問題。「Question!」。
「チューバと墓」については、異臭をどうしたんだろうという疑問がわく。殺人計画もかなりずさんだし、あまりほめられたものではない。「Question!」は確かに面白いが、対象者の趣味をそこまで知る機会があったのかどうか疑問。それに、お金はどうしたんだろう。どちらももうちょっと考えてほしいなと思った。