「高裁係属中の死刑事件リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
まだ1日残っていますが、事実上、2011年は死刑執行ゼロに終わったといっていいでしょう。1992年以来19年ぶり。江田五月前法相も平岡秀夫法相も廃止派であることから、今年の執行はないだろうと思っていましたが、2010年は廃止派の千葉景子元法相がまさかの執行に踏み切ったので、江田前法相ならまだしも、平岡法相ならもしかしたら執行があるかもと思っていましたが、考えすぎだったようです。
それにしても廃止派だというのなら、信念を持って死刑廃止を訴え、明確に執行しないと明言すればいいのに、検索すれば出てくるような内容の勉強会（としか思えないな、報道を見る限りでは）を延々と続けているようでは、単に逃げているだけとしか思えません。そもそも執行できないのであれば、法相にならなければいいのです。法相になって、彼らが何をしましたか？ 江田前法相が訴えていた、取り調べの可視化に向けては、何か進みましたか？ ただそこに座っている（た）だけの二人は、政治家としてのポリシーなど何もなく、単に大臣になりたかっただけとしか思えません。
