2011-10-02 佐々木丸美『沙霧秘話』(講談社文庫) 本 感想 沙霧秘話 (講談社文庫)作者: 佐々木丸美出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る山奥の旧家にひっそりと生きる沙霧。母親はある日、忽然と姿を消したという。一方、漁村の網元の家で働く自然児の沙霧。村に流れ着いた母親は十年前に世を去った。少女たちの心に恋が芽生えたとき、出生の秘密は明かされ、信じがたい運命が二人を結びつける。北国の自然を背景に、秘められた宿命の絆と幼い恋の行くえを綴る哀切の長編ロマン。(粗筋紹介より引用) 1983年2月、講談社より刊行。1989年12月、文庫化。 これは別にシリーズとなっているのだろうか。ここまで来ると、完全なファンタジー。リアルという言葉が安っぽく見えてくるぐらい。しかしこの人の独特の文章に耐えられないと、ただの散文にしか見えてこないんだよなあ。いや、ごめんなさい、あるから読んでみました。それだけ。