平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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今中慎二『中日ドラゴンズ論 “不気味”さに隠された勝利の方程式』(KKベストセラーズ ベスト新書)

中日ドラゴンズ論 (ベスト新書)

中日ドラゴンズ論 (ベスト新書)

中日ドラゴンズを評してよく言われる言葉「不気味」。なぜ、中日ドラゴンズは「不気味」なチームといわれるのか。2010年シーズンのセ・リーグを制覇し、9年連続でAクラス入りを果たした“負けない”球団の秘密に、元中日ドラゴンズのエース、今中慎二が迫る。常勝球団を築きつつある落合博満をはじめ、星野仙一高木守道らの監督力。他球団を圧倒する投手力はどのように生まれたのか。そして、知られざる伝統の力とは。今こそ知りたい、中日ドラゴンズのすべて。(粗筋紹介より引用)

2010年11月刊行。



巨人や阪神の本はたくさんあるが、中日を解説した本はほとんど見たことがない。まあどちらかというと、一部の元監督とか、目立つ人ばかりを書いた本が多かったからだろう。正直言って、「論」といえるほどの内容が書かれているかというと疑問、というか、スポーツ新聞でも普通に論じられている内容程度しか書かれていない気もするし、特殊な中身があるというわけでもなかった。帯にある落合監督の言葉通り、プロにとって当たり前のことをしているだけ、というのが中日の強さなんだろう。練習量が多いとよく言われているけれど、練習が多いのは当たり前だろう、プロなんだから。そこがピックアップされる点で、今のプロ野球ってどうなっているんだろうと思ってしまう。

小説を読む気力がなかったので、リハビリみたいな気分で新書に手を出した。活字を読んでいないのに、活字に飢えていない。困ったな、これは。