平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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藤子・F・不二雄『オバケのQ太郎』第4巻(小学館 藤子・F・不二雄大全集)

オバケのQ太郎 4 (藤子・F・不二雄大全集)

オバケのQ太郎 4 (藤子・F・不二雄大全集)

藤子・F・不二雄大全集第7回配本の一冊。今回は『少年サンデー』1965年51号〜1966年21号掲載作品と、『別冊少年サンデー』などの作品を収録。さらに同時期『少年サンデー』に連載されていた、赤塚不二夫『おそ松くん』、つのだじろう『ブラック団』との合作マンガ「ギャハハ三銃士」を収録。つのだじろうのインタビューも収録。
オバQのライバル、ドロンパが初登場。やはり主人公にはライバルが必要……なのかな。これでまた作品の幅が広がった気がするが、このようにレギュラーキャラクターをどんどん増やすのはどちらかといったら藤子Aの作風なんじゃないだろうか。
「ギャハハ三銃士」については赤塚不二夫の全集にも収録されていたんだっけ? 読むのは初めてだが、赤塚ギャグもつのだギャグも今読むとちょっときついなあ……。どっちも時代や年齢層を選んでいると思うのだが、それって自分だけかな。
さて、この巻にはかつて自主回収の対象となった「国際オバケ連合」も収録。さすがにこれに関しては、当時の状況を考えると自主回収をしても仕方がないかな、と思える表現がある。この程度でって自分たちが思っても、気にする人は気にすると思うよ。こうやって収録されたことについては、素直にうれしい。