平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

犯罪の世界を漂う

「死刑確定囚リスト」「死刑執行・判決推移」を更新。
「求刑無期懲役事件公判予定」に1件追加。
どうせ金川真大被告の判決確定は1月5日だから、それに合わせて更新すればいいや、などと軽く考えていたのだが、死刑絡みのニュースがあること、あること。結局4日の更新となりました。
中国での英国人死刑執行には少々驚き。日本人被告ですら確定してから2年以上経つのに執行されていないという現状で、まさかこんなに早く執行するとは思わなかった。中国と英国って、やっぱり仲が悪いのかなと思ってしまう。アヘン戦争に絡めている記事もあったけれど……。
山本開一死刑囚の病死も驚き。62歳というのは、今の平均寿命から考えたらやっぱり早い。本人は手術を希望しなかったということらしいが、それでも「待遇に問題有り」と叫ぶのかな、一部の方は。
2010年は、1992年以来に死刑執行ゼロの年になると予想。民主党政権下で、執行はないでしょう。今年は上告中の被告のうち、2008年に控訴審判決があった被告の一部までは最高裁判決があると予想される(全員というわけではない)ので、間違いなく10人以上は死刑が確定すると思われる。高年齢の死刑囚もいるので、何名かは病死するかもしれないが、それでも110人を超えることはほぼ確定か。
法務大臣になった以上、何らかの方針も示さずに執行を停止するという状況はやはり職務放棄と言われても仕方がない。サインをするつもりがないのなら、最低でも死刑という刑に対する今後の方針を示すべきだろう(私は死刑存続派だが、国民の半数以上が納得いく過程で廃止されることには反対しない)。
さて、金川真大被告が執行を求めて裁判に訴えるとするのなら、相手は法務大臣になるのかな。裁判で法務省職員が「書類は準備しておりますが、法務大臣がサインをしないため、仕事が進みません」などと証言したら死刑制度の是非に関係なく拍手喝采したくなるのだが。