平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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鳩山由紀夫の話

鳩山由起夫衆議院選挙に初めて出馬したのは旧北海道4区。私の実家は4区内にあるので、当時から注目していた。名目上の鳩山家は実家から歩いて20分ぐらいのところにあり、冬にはイルミネーションが輝いていた。
その頃の北海道は、中川一郎が自殺し、佐藤孝行ロッキード事件で有罪と、有力政治家と言える人はほとんどいなかった。ただでさえその頃の4区は地盤沈下していたこともあり(あ、今でもか)、鳩山にはかなり期待していた人が多かったと思う。鳩山自身も、成人式や学校の卒業式などの行事などへこまめに参加するなど、必死に顔を覚えてもらおうとしていた。奥さんも近所の盆踊りなどに参加するなど、当時は地元に溶けこもうとがんばっていたと思う。ちなみに私も一緒に踊りました、はい。
とはいえ、当時の北海道は日本社会党が強かった。かつては全国で唯一、自民党より議員数が上回ったこともあるぐらい。知事に横路孝弘が選ばれたのもその頃だった。
いつしか将来の大臣候補と呼ばれるようになった(?)鳩山だったが、1993年に自民党を離党し、新党さきがけを結成。細川・羽田内閣が短期で終わった後はずっと野党側にいたため、期待は全くしていなかった。町村信孝中川昭一といった面々が閣僚に就く中、鳩山は民主党の財布で終わると思っていたのだが……。まさか小沢一郎の後を次いで民主党代表に復帰り、しかも選挙に勝って総理大臣になるとは思わなかった。
ということで、北海道の選挙区からは初の総理大臣。さて、少しは景気が良くなると嬉しいのだが。