平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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佐々木淳子『ディープグリーン』第2巻(講談社 ミチャオKC)

ディープグリーン (2) MiChao!KC (KCデラックス)

ディープグリーン (2) MiChao!KC (KCデラックス)

夢の中で「ホクト」を探し続ける舞とリュオン。しかし、2人の前に現れるのは、いつも「ホクト」の影ばかり。希望を失いかけた2人に現実世界の「ホクト」に繋がる人物が現れた。それは舞の義兄・岳であった。岳の叔父である「西荻北斗」は海外で事故に巻き込まれ眠ったままだという。『R−ドリーム』にいると確信をした舞は、北斗のそばで眠り『ホクト』を探そうと決意するのだが……。果たして舞とリュオンは『ホクト』にめぐり合うことができるのか? 謎に満ちた『R−ドリーム』への旅はさらなる深淵へと続いていく……。(粗筋紹介より引用)

名作『ダークグリーン』の続編。とはいえ、へたれ気味のリュオンや佐々木淳子の絵の崩れ(元々うまい方とも思わなかったが……)を見るのがだんだんつらくなってきた。きれいに完結した作品がこんな形で続きを読む羽目になるというのがやっぱり納得いかないかな。「昔の名前で出ています」的な新作の失敗例じゃないかな。せめてホクトとルツの子供がリュオンと絡むような展開になっていれば、もう少し違った気持ちで読めたかもしれない。