平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

加藤元浩『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』第10巻(講談社 マガジンコミックス)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(10) (講談社コミックス月刊マガジン)

C.M.B.森羅博物館の事件目録(10) (講談社コミックス月刊マガジン)

恐竜と人間の化石が同じ地層にある謎を解く「その差6千万年」。近くの神社の杉にあった藁人形と半年前のひき逃げ事件の関係を解いた「釘」。夏休みに遊びへ行った海で聞かされた怪談の謎を解く「地球最後の夏休み」。マウ・スガールが北イタリアで森羅たちに見せた呪われたオルガンの謎を解く「ヒドラリウス」。以上、4編を収録。
一応「ザ・トリック・ファイル」に『Q.E.D.―証明終了―』との棲み分けが書いているけれど、「ヒドラリウス」あたりは燈馬が解いてもよかった気がする。まあ、加藤元浩の作品が読めればいいか。
「その差6千万年」あたりは高校地学程度の謎、「釘」となると小学校理科のクイズ本に載っていそうな謎。さすがにネタ切れなのか、それとも軽い話と重い話を交互に描くことによってバランスを取ろうとしているのか。