菅野文『オトメン（乙男）』第6巻（白泉社 花とゆめコミックス）

オトメン(乙男) 第6巻 (花とゆめCOMICS)

飛鳥は究極のデートプランを考えた、という妄想乙男・有明大和に彼女役でデートの練習を強いられ……!?　さらには人気Ｖ系バンドのライブ会場で思わぬ自体に巻き込まれ!?　乙女チック男子のラブコメディー第6巻（粗筋紹介より引用）
オトメンブームを巻き起こすかに見えた本作品なのだが、どんどん別の方向に向かっているのが不満。本来、乙女チック男子と男勝りの女子による不器用な恋愛（女の子は全くそう思っていないようだが）のやり取りが楽しみだったのに、最近は主人公によるオトメンのキャラクターのみが、周囲によって暴走させられるだけの結果に終わっている。ラブコメディーの“ラブ”はどこへいったんだ？と言いたくなる。