平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

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赤石路代『市長遠山京香』第8巻(小学館 ジュディーコミックス)

大胆な行動力と卓越した思考を武器に、市民の幸せを守ってきた華浜市長・遠山京香。ところが、市職員の飲酒運転事故、消防署員による放火の噂、そして庁舎内で起こった過労自殺と、行政内部での不祥事が続発してしまう。華浜姿勢への不信の目が向けられる中、事件の闇に隠された真実を求めて京香が走る!(粗筋紹介より引用)
常に市民のことを考える行動派市長、遠山京香の活躍を描いた最新刊。帯には「朝日新聞掲載」とあった。そのまんま東が宮崎県知事になるなど、今までの“政治屋”が知事や市長になる時代から変わりつつある今、遠山京香のような市長が求められている時代なのだろう。だからこそ、注目するメディアも増えつつある。
今回は、行政内部の不祥事に隠された真実を探るため、京香の推理が冴える作品ばかりである。特に最初の「「ほろ酔い花」の涙事件」などは、短編推理作品としても上出来の一品である。
さて、そろそろドラマ化されると思うんだけどね。主人公は、藤原紀香あたりか?