魔夜版
源氏物語の第4巻。今回は
光源氏20〜25歳の出来事が描かれている。このあたりは、桐壺帝譲位、葵上との和解・懐妊、車争い、葵上の出産ならびに死去、紫上との契り、紫上裳着の式、
六条御息所の伊勢下り、桐壺
上皇崩御、
藤壺中宮出家、
左大臣辞表、と
源氏物語では有名なシーンの連続なのだが、その辺はさらっと流してしまい、
陰陽師である波多利郎と安倍家の争いを(ギャグ満開で)中心に据えて話を強引に進めてしまうところが凄いといえば凄い。今まで真面目に
源氏物語に取り組んできた人が見たら、怒るだろうなあ(笑)。まあ、面白ければ、それでいいけれど。