平穏無事な日々を漂う〜漂泊旦那の日記〜

漂泊旦那の日記です。本の感想とサイト更新情報が中心です。偶に雑談など。

加藤元浩『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』第4巻(講談社 マガジンコミックス)

ローマの遺跡“コロッセオ”で起きた殺人事件。イスラエルが雇った遺跡調査会社の社員は殺される直前、「ユダヤの財宝」を見つけたと語っていた。その「ユダヤの財宝」とはいったいなにか。バチカンイスラエルが牽制し合う中、第三者の調査員として選ばれたのは大英博物館からの推薦である榊森羅。結局森羅は七瀬立樹一家とともにバチカンへ向かう。しかし起きる第二の殺人。しかも立樹がヨロイ姿の怪人に襲われる。
世界をひっくり返しそうな「ユダヤの財宝」を巡る事件という割には、登場人物に軽さが目立つし、財宝の謎そのものもやや安易な設定。これぐらいの謎だったら、とっくの昔に誰か発見していそうなものだ。