「死刑に関するニュース」に8件追加。
「無期懲役判決リスト 2006年度」に1件追加。
「求刑無期懲役事件公判予定」に1件追加。
5日に仙台高裁で死刑判決が出た高塩正裕被告は、上告しない意向との報道があった。一審の公判から、死刑を希望していたから、高裁の逆転判決は望み通りなんだろう。別に死刑を受けたくて犯罪を犯したわけではないだろうから、自殺目的の犯罪という指摘は今回は当てはまらない。弁護側は上告させるつもりらしいので、上告期限までリストはそのままにしておきます。
最高裁で川戸義雄被告の上告が棄却され、一・二審の無期懲役判決が確定した。この事件は、津地検が公判維持は難しいと一旦被告を保釈し、10ヶ月後に起訴に踏み切るという異例の展開だった。被告側は逮捕当時から無罪を主張していたし、重要な物証は全くない。地裁判決前後の記事は、求刑無期懲役事件にしては異例といえるぐらいの大きさだった。遺族の方には失礼かも知れないが、被告が事件後に返した借金の出所を説明できていたら、無罪判決も考えられたと思っている。まあ、返済した借金の説明ができない時点で、心証は完全にクロでしたが、私は。
それにしても最高裁判決の記事はほんのちょっとですね。一審で殺人無罪判決が出た小岩数夫被告のときもそうだった。一審で騒がれた事件の最高裁判決がせいぜい200文字程度の記事なのだから、通常の事件の最高裁判決が記事にならないのも仕方がないことなのかも知れない。
